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2009年12月30日 (水)

ジオメトリーってビミョーです。

いきなりこのタイトル、ピンと来る人来ない人、色々かと思います。

オートバイをいじり始めて幾年月、最初にジオメトリーに着目するきっかけを与えてくれたのは15年以上前、かの和歌山利宏氏の著書だったのですが、それから各々の時代の乗り方、タイヤ、フレーム、ダンパーの進歩に合わせジオメトリーも日々変わっております。

マシンの足回りチューニングを始めるにあたってはまず基本車両のアライメントとジオメトリーをチェックし、今に至るまでのジオメトリー変遷の経緯などを頭に置きながら、ベース車両のフレームやタイヤなどを考慮にいれつつ「ではどういう味付けで行こうか?」を考え、それをベースに車体ジオメトリーを決定してゆくわけです。

モタードではオフロード車に17"ホイールをつける為、どうしてもキャスター、トレールのバランスがうまく取れないのが泣き所で、過去Moto3クラスのD-Trackerでは三つ又を作ってキャスター、トレールのバランスを取ることなどもトライしていました。Xtrig

CRF250ではワンオフで三つ又を作るとどうしても高くなってしまう為、市販品で一番狙いに近い物を選んで使用していたのですが、今年は出ました!Xtrigです。 これなら狙いのトレールに持って行けます。で、先にも書いた通り今シーズンはこれを装着して臨んだのですが、これのポテンシャルをフルに引き出す為にさらにスイングアームを短縮したり、前後車高バランスを変えたり、又コースによってオフセット値を変えたりと、様々なモディファイを行う事となりました。

なかでもビミョーだったのがオフセット。Xtrigは中のステムを180度回すことで2mmの幅でオフセット変更できるのですが、コースのレイアウトやギャップの鋭さでこの2mmが大きな意味を持ってきます。たとえばタイトコーナーでスピードを乗せて突っ込みながらスロットルで小さく回りたい時などはオフセットを小さめにしてフロントの巻き込みを押さえながら荷重を乗せる方向が相性がいいんですが、これがうねりのある高速コーナーやダートが高速で鋭いギャップのあるコースなどだとフロントが路面に反応しすぎて振られやキックバックになってしまうので、そ-ゆー時はオフセットを長めにしてフロントの反Dsc01293応を少しぼかしてやると振れが収まりやすいとか......たかが2mm、されど2mmです。

<-ぱっと見特別な事は何もしていない様ですがレースごとにビミョーにジオメトリーが変わってます(^^;)

さらに、このオフセットというやつ、RD400レーサーの時にも可変式を作って実験したんですが、前後のタイヤサイズによってもおいしい長さが変わってくるんですね。

前出の和歌山氏に自分のマシンをテストして頂いていた頃、この辺の実験をしながら、昔ホンダNSR250が出た頃、ヤマハからの乗り換え組がその乗り味の違いにとまどったという話を思い出し、またその理由に気づいて妙に納得したのを覚えています。

ジオメトリーって、ビミョーです。

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2009年12月27日 (日)

再びMOTO1のお話---第二戦琵琶湖

今回もMOTO1のお話。今回は第二戦琵琶湖です。

第一戦美浜で今ひとつタイトコーナーの回り込みが良くなかったので、今回は少し思い切ったモディファイとサスの比較テストを。

今年のサスは08モデルのものをベースにモタード向けにモディファイし、ダートでフロントを上げ易いようにフロントにダブルレートのスプリングを組んだんですが、シーズン前のテストが天候にめぐまれずこれと昨年モデルの比較をする時間が取れなかったのでここでテスト。

今年の物と比べると去年の物は前後共伸び始めが速く、その後ダンピングが効いて余分な動きを止めてくれるので切り返しは楽。ただリヤは今年の物の方が動きが軽く、トラクションのかかり方も素直なのでフロントは去年仕様、リヤは今年仕様で、レース後にテスト結果をベースに前後共今年仕様の物をさらにモディファイする事にしました。

Biwako0002 まずはハンドル高さを上げ、シートを低くしてライディングポジションを維持しながらリヤを上げて前下がりのディメンジョンに変更。さらにスイングアームの角度も多めにしてスロットルONでマシンの中心を軸にフロントから回り込む特性に。

Dsc01290 ただ、このままだとフロントを押してしまうのでホイールベースも短くしました。で、難しい加工をしなくてもホイールベース短縮が可能になるのがこのチェーンプラー。スライダーの後ろのコの字のやつです。

調整用ボルトが前に入らないのでアクスルシャフトを思い切り前に持って行く事が出来ます。これでチェーン1コマ分はホイールを前に持ってゆく事が出来ました。

ロードマシンの一般的なホイールベースと比較してモタードマシンはスイングアームが長く、ホイールベースが非常に長いので特に狭いコーナーの多いコースではホイールベース短縮はトライの価値アリ、だと思います。

決勝はスタートで集団にのみ込まれて前をふさがれてしまう形となり、残念ながら表彰台は逃してしまったものの、手堅くポイントゲット、又次戦に向けてのデータも積み重ねる事が出来ました。

その他にも特にフロントでジオメトリーのモディファイはしておりますが、それは又後ほどということで。

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2009年12月12日 (土)

作っちゃいました。GX/XS エキゾースト!!

GX/XSユーザーの方がマフラーが手に入らず困っていると聞いたので...作っちゃいました!GX/XS用フルエキゾースト!
錆びにくく、磨けば復活のステンレス製バフ仕上げ。音量はしっかりと抑えながら「乗って楽しい」マフラーになるよう一工夫してあります。
ただ上が吹けるとかではなく、スロットルにリニアに反応するレスポンスと歯切れの良い音、そして上までスムースに吹けあがる特性、これら全てを高次元でバランスさせる様頑張りました!!1113385941_2s
つけて乗ったら思わずヘルメットの中で「ニヤリ」としてしまう様な、そんなマフラーにしたつもりです。基本的にはGX400/XS400用ですが250にも取りつけ可能です。ただ250では若干高回転型になるかもしれません。

1114534822_2s がんばって乗り続けるXS/GXオーナーの方々。興味ございましたらご一報を!!             

UCGさん,すみません、写真使用させて頂きました                                              m(_ _)m 

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2009年12月 6日 (日)

次のネタに行く前に...

次のネタに行く前に...ほとんど知られていない(というか更新してないからあたりまえか(^^;) )別館のお話を。

ご存知、Kei's Racing Garageでは過去ロードレース、ダートトラック、モタード、さらにはボンネビル最高速などにも参画しそれをベースにいろいろなモノを作ってきたわけですが、諸般の事情からその全てをこのブログに書き出すことが出来ず...

というわけでこれからはマニアックな色々なパーツをこの別館で少しづつ紹介できれば...と考えてみました。

まだ準備はこれからですが、これは!というものが見つかるようなページが作れればと思います。

ただ、これまた諸般の事情から別館は会員制にしようかと。別館に行かれる方はメール頂ければパスワードをメール致しますのでディープなKei’sプロダクトの世界をご堪能ください(といっても工事にもう暫くかかるのでご容赦を)

http://keis-racing.cocolog-nifty.com/motard/

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2009年12月 5日 (土)

今シーズンを振り返って...

Dsc01286_2 本当はシーズン途中で毎回レポート書きたかったけど色々な事に追い回され...というわけでここから少しづつシーズンを振り返ってみましょう。

今シーズンは昨年までのモディファイ内容を引き継ぎながらさらにいろいろなトライをしてまいりました。

方向性としては走ってきたスピードを使って曲がる!の一言。

やっぱり走ってきた勢いで向きを変えて、パワーは出来るだけスライドに使わず加速に使うのが効率が良いかと(^^)

で、第1戦美浜は去年からフロントのオフセットをさらに引き、フロントに荷重をかけながらの回り込みをさらに良くする方向に。さらに!今年はカーボンホイールをスポンサーして頂きバネ下なども軽く、剛性も上がりかなりイイ感じ?なスタートでした。(あ、写真にはついてませんね...(^^;) )もちろんカッコ良さも忘れません。デザインセンスは抜群のたがーさん、外装も一新でさらにカッコ良くなりました!

で、第1戦美浜。以前書いた通り3位入賞を果たしたのですが、フロント周りの安定感がグッと増したものの、ハンドルが切れない分タイトターンでの回り込みがビミョーに遅れるというネガが。そこでさらなる改善をいれ第2戦びわ湖に備えることに。 改善内容はまた次回に。

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