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2007年1月10日 (水)

「眼」というやつ

最近、家内が買ってきた「おせん」と言う漫画を良く読みます。
その中で良く出てくるのが「眼」という言葉。この漫画の中では書画骨董、料理に対して「モノの本質、良さを見抜く純粋な眼」という意味です。
この「眼」というやつ、レースの世界でも心に留め置く言葉ではないかと....

あれは確か91年マイアミ公道GP、フレディーがGP以来5年ぶりの優勝をしたときのレース後のパーティーだったと思います。

師匠のマイク、ベラスコが飲みながら周りの人々言いました。「ここにいるKeiってやつ、こいつは頭がいいし計算に強い。自分にはこいつみたいな計算は出来ない。けど自分はマシンにまたがりサスを揺すってみると目の前にコースが広がり、そこを走るマシンがあり、そこでそのマシンがどんな動きをしながら走るかを感じる事が出来るんだ」

確かにデータロガーも何も使っていない状況での公道レース、他のマシンが路面の継ぎ目などで大きく振られる中、フレディのマシンだけは豪快にドリフトしながらもまるで鏡の上を流れるかのようにコースの上を活き活きと泳いでいました。あとでこっそり教えてもらいましたが、彼はサスのセッティングだけでなく、マシンを前に進める為のクランク周りの慣性モーメントまで完璧なイメージを持ってセッティングしていた様です。今思うと、これこそが本質を見抜く「眼」なのでしょう。

あれから15年、自分も当時のマイクの年齢になりました。今、自分がそんな「眼」を持てたのか....きっとまだまだだと思います。それでも、これからも出来るだけ多くの「本物」を見、触れ、少しでもモノを見る「眼」を養っていきたいと思う今日この頃です。

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コメント

あけましておめでとうございます。
そして、御無沙汰しております。
たくおです。

いつも素敵なブログを拝見させて頂いております。
毎回、目から鱗が出るような言葉に勉強させて頂いております。

僕もいつかはKeiさんの様に計算が判る、出来るメカニックになりたいと
常々憧れております。
そしてブログにて度々登場される、ベラスコさんにも憧れが出てまいりました。
バイクを押しただけで感じる力。
いつも頭のなかで思い描きつつバイクを押してますが、、、難しいですね。

今現在はメカニックではありませんが来月からはLAのバイクショップにてお世話になる予定です。

レースさえ未経験で、目指す土俵も定まっていない初心者メカニックですが、いつかKeiさんとバイクの行事でお会い出来ればと思います。

これからも影ながら応援させて頂きます。
長文失礼しました。

P・S
昔のゴーグル誌にて学生当時のKeiさんらしき方を発見いたしました。

投稿: たくお | 2007年1月10日 (水) 20時11分

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