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2007年1月30日 (火)

世界最速のインディアン

ちょっと体調を崩し、暫く更新をサボってしまいましたm(_ _;)m

「世界最速のインディアン(原題"The World Fastest Indian")」という映画が2月公開になるようです。これはニュージーランドで1920年代のインディアン、スカウトというオートバイを自ら20年以上をかけてコツコツとチューンしてきた主人公が63歳にしてアメリカ、ユタ州ソルトレイク、ボンネビルの最高速競技に挑戦するまでを描いた、実在の人物をモデルにしたストーリーとの事。

http://www.sonypictures.jp/movies/theworldsfastestindian/index.html

この映画は是非見に行こうと思っています。
予告編をテレビで見ました。見渡す限り真っ平らなアメリカの大地、そして見渡す限り真っ白なソルトレイク。

これを見て、10年以上前にボンネビルに挑戦した時の事を思い出しました。 Dsc01025_3  

Bon02_2 当時、自分はマフラー設計担当でこの挑戦に参加し、現地にも同行したのですが、そこは日本では想像しがたい場所でした。
見渡す限りの真っ白い塩の地面、そして蜃気楼。そこをオートバイから大型トラックまで、思い思いのデザインで丁寧に作りこまれた車両たちが一台づつ記録に向けてスタート。いかにもアメリカ、といった感じの派手なペイントが真っ白な塩と抜けるような青空にくっきりと映えます。
走路は約10km(7マイル)。最初の2マイルで加速、そこから3マイルの測定区間を通過し、最後の2マイルで減速。車両によってはここでパラシュートを開きます。
我々はかろうじて速度記録(クラス記録)を更新したところでエンジンブロー、その後再挑戦を試みるも現地の天候不良で競技が中止になってしまい、再挑戦を果たす事は出来ませんでしたた。Bon01_1
また機会があれば見に行くだけでもいいからもう一度行ってみたいものです。 
(現地での写真はモーターサイクルドクター須田さんの許可を得て転用させていただきました。須田高久さん、有難うございます。)

余談ですが、今まで16年にわたって破られていなかった2輪の速度記録(518,449km/h、確かエンジン2連装のハーレーだったと思います)が昨年、ダートトラックのトップライダー、クリス、カーによってついに破られたそうです。(564,693km/h、エンジンはスズキのターボ付き1300ccとの事。)

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2007年1月10日 (水)

「眼」というやつ

最近、家内が買ってきた「おせん」と言う漫画を良く読みます。
その中で良く出てくるのが「眼」という言葉。この漫画の中では書画骨董、料理に対して「モノの本質、良さを見抜く純粋な眼」という意味です。
この「眼」というやつ、レースの世界でも心に留め置く言葉ではないかと....

あれは確か91年マイアミ公道GP、フレディーがGP以来5年ぶりの優勝をしたときのレース後のパーティーだったと思います。

師匠のマイク、ベラスコが飲みながら周りの人々言いました。「ここにいるKeiってやつ、こいつは頭がいいし計算に強い。自分にはこいつみたいな計算は出来ない。けど自分はマシンにまたがりサスを揺すってみると目の前にコースが広がり、そこを走るマシンがあり、そこでそのマシンがどんな動きをしながら走るかを感じる事が出来るんだ」

確かにデータロガーも何も使っていない状況での公道レース、他のマシンが路面の継ぎ目などで大きく振られる中、フレディのマシンだけは豪快にドリフトしながらもまるで鏡の上を流れるかのようにコースの上を活き活きと泳いでいました。あとでこっそり教えてもらいましたが、彼はサスのセッティングだけでなく、マシンを前に進める為のクランク周りの慣性モーメントまで完璧なイメージを持ってセッティングしていた様です。今思うと、これこそが本質を見抜く「眼」なのでしょう。

あれから15年、自分も当時のマイクの年齢になりました。今、自分がそんな「眼」を持てたのか....きっとまだまだだと思います。それでも、これからも出来るだけ多くの「本物」を見、触れ、少しでもモノを見る「眼」を養っていきたいと思う今日この頃です。

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2007年1月 2日 (火)

今シーズン

あけましておめでとうございます...で、新年早々MOTO3な人たちにはあまりおめでたくないニュース。騒音規制の改正です。今期MOTO3ではなんと5000rpmで94db以下。これってあーた下手すりゃ街乗りより厳しいでっせ!なんせたとえば91以降のD-Trackerなら4250rpmで94dbなら市街地走行OKなのがレースでは5000rpmで94db、要するに街中OKでもレースはダメって事ですよ。更にいうなら測定する場所によっては反響音なんかですぐに2dbぐらい上がっちゃう。音を無理に落せばパワーも落ち、今年から混走になる150レーサーの格好の餌食。更にはテールエンドもモトクロス式に統一とな。(ポパイの口調で)ワァ~イ、ナンテコッタ~イ!!

んで、Keiは考えた。Kei’sマフラーはノーマル車ならフルパワー仕様でも92dbを切る程度。だったらここにもう一工夫入れてフルパワーチューニング車で94db、やってやろうじゃないか!!

とりあえずテールエンドはカーボンで製作。ここの造形をうまく利用してサブ消音室を作り、もっと音を消してやろうじゃないか!!

フッフッフ...

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