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2006年1月11日 (水)

ブリッテン

一昨日、ケーブルTVのディスカバリーチャンネルで「最高のバイク」(だったと思う)という番組をやっていた。その中で出てきた1台「ブリッテン」。ニュージーランドに住んでいたジョン、ブリッテンという方が全てを個人で作り上げたオートバイだ。90年代に作られたマシンだが、その素晴らしいデザインは今も色あせない。

1992年のディトナ、そしてラグナセカ、当時勤務していたTwo Brothers Racingのクルーとしてピットにいた私はそこでブリッテンの走りを目の当たりにした。その鮮やかなカラーリングと驚異的なスピード。特にラグナセカ、最終コーナーを立ちあがるなりウィリーして1コーナーの方へ消えて行ったブリッテンの姿は今も目に焼き付いている。その後、ブリッテンがマシンの市販を始めると雑誌で読んだ私はすぐに「ブリッテンで働きたい!」とFAXを送ったが、彼からの返事は「申し訳無いが今はまだ人を雇える状況ではないので」というものだった。その数年後、彼は病で急逝してしまう。

当時は、例え個人の製作とは言え自分の設計した物を専門の工場に依頼して製作し組み立てている物だとばかり思っていたがその更に後、「One Man's Dream」というブリッテン製作の記録ビデオを発見。購入してみて驚いた。鋳造からカーボンファイバーの製作まで正に全て手作りではないか!

今回、あらためてテレビでブリッテンの事を観て、これらの事が次々と頭に浮かんできた。今、バイクはどんどん先鋭化し、個人では手を触れにくいものになりつつあるが、しっかりとした発想と技術、そして熱意があれば個人でもこれだけ素晴らしい仕事が出来る!あらためて考えさせられた一時だった。

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コメント

ブリッテン、なつかしいですね。何年も前、雑誌の特集で見てインパクトを受けました。当時の私はワークスこそ最強と思っていたので、一個人が設計し製作したマシンがワークスマシンより優れているという事実がなかなか信じられませんでした。構造からデザインまで独創性のかたまりで、最初に見た時は飛行機みたいで冗談で作ったバイクに見えてしまいました。

氏が他界されたためその後の発展型が日の目を見ることが無かったと思いますが、プライベートでワークスを食う事も可能だと勇気付けられた覚えが有ります。

しばらくレースの現場から離れていて昨年後半から又ライダーけんチューナーとして戻ってきましたが、ボチボチ昔の感覚を思い出して来ました。

歳も歳なのであんまムチャは出来ませんが、楽しく、けど真剣にプライベーターでショップワークスを食いに行こうと思います!

投稿: tatsuya | 2006年1月12日 (木) 16時26分

なつかしい...本当にそうですね。もう10年以上経つんですよね。彼があのマシンを作ったのが丁度私達ぐらいの年齢の時...我々も頑張りましょう!あ。でもウチは食わないでくださいね(笑)

投稿: Kei | 2006年1月13日 (金) 19時38分

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